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2010年09月17日

NPOヒトワク「ファミリー・サポート・愛さん会」

こんにちはおすまし
なはセン牧志ですびっくり

8月のNPOヒトワク第4週目は、

「ファミリー・サポート・愛さん会」
平良博子さん

ご出演頂きましたキラキラ 

NPOヒトワク「ファミリー・サポート・愛さん会」



●団体設立のきっかけ
ファミリーサポートセンターの子育て支援を通して派生して立ちあがった団体で、
愛さん会は産前・産後の家事支援を中心にしています。
核家族、単身赴任で越してした家族や高齢者、障害者などをサポートしています。
・ファミリーサポートセンター → 子ども中心
・愛さん会 → 子どもを支える親や高齢者も含める

つまり、子どもだけではなく親も含めた"ファミリー"支援を行っています。

設立日は2008年9月3日で、
現在の登録者は60名ほどとなっています。

那覇、南部地域におけるファミリーサポートセンターの子育て支援を通し、
子育て支援を含めた複雑で多様な生活支援の介助が必要な方のニーズが見えてきました。
これを踏まえ、育児や介護が困難で仕事と家庭の両立が思うようにできない家族の支援を地域での支え合い、
助け合いの相互扶助活動のしくみづくりを広げていくことを目的に事業を進めています。
具体的には公的サービスでは補えないニーズや公的支援へ繋ぐまでの支援事業を展開することにより、
地域で誰もが安心して住み続けることができる地域づくりを目指して活動を目的とします。



●2010年度那覇市NPO活動支援基金の助成を受けて、今後どういった活動を展開していくかについて
・愛さん会会員または、高齢者が社会の中で生き生きと働き社会参画が出来る講座の開催を計画しています。

【多世代交流ゆるり場事業】
・地域の高齢者、異年齢児童等と世代間の交流を定期的に実施します。
その場を利用する児童に料理教室、パン・おやつづくり、手づくりおもちゃ、絵画教室など高齢者、子育て経験者地域の方の力を広場に生かし、
親、子ども、おじい、おばあが楽しく学びあいます。
また、家事、求職活動、勉強、介護、自分(親)や他の子の病気や通院、
下の子が生まれたばかりで上の子を外遊びにつれていけない、待機児、
パートタイムで認可保育園に子どもを預けられないなど、様々なニーズに合わせ、子どもの一時預かりを実施します。

*まんまる広場(2010年7月開所)

「"多世代交流"キーワードに誰もが気軽に立ち寄れる広場にしたい。
この世にいらない人なんていない。
全て含めてみんなまんまる。
地域の繋がりを意識してつくっていく。」

そういった想いを平良さんは語っていました。

既に行った活動としては、
*夏休み手作り教室、絵画教室
実施時期:
8月19日  10:30~15:30(手作り教室)講師:平良昌子
8月20日  10:30~15:30(絵画教室) 講師:玉城レイ子
があります。
「子どもたちが楽しそうに作品を仕上げる様子が印象的だった。逆に会員さんの強みも活かせていたので良かった。」
と平良さんは語っていました。

*「映画」おくりびとの心理分析
9月3日(金)13:00~16:30
品川博二氏:基調講演
DVDを流しながら「命の芽生えから終末まで」を考える

*愛さん会の会員さんが中心となった料理教室
9月16日(木) 10:00~12:00
モーイ豆腐  ゴーヤんぶしーなどを料理する

があります。


【一時保育について(コーディネーターが調整:要事前予約)】
・毎週火曜日、木曜日 10時半~3時半までの時間帯で、一時保育を行います。
・体制   「児童」対「スタッフ」
   0歳児 1  対   1      スタッフは地域生活支援サポーター
   1歳児 2  対   1      養成講座受講者を配置
   3歳児 3  対   1
子どもの年齢に合わせてスタッフ数を配置します。


●今後の課題
課題
・専門性が必要な活動である(例えばヘルパーのようなスキル)
・地域福祉(有償ボンティアのサポーター)の担い手をどのように増やしていくのか
・安定的な資金

●お問合わせ
ファミリー・サポート・愛さん会:090-6867-9075(担当:野原)
(財)労福協 就職支援センター 那覇・南部:098-987-0779(担当:平良)

●平良さんが"多世代交流ゆるり場"に期待すること
「多くの人が関わって、身心ともに潤い、住み続けることができるような場になってほしい」
と平良さんは語って下さいました。

●感想
・共働きで、忙しい親が増えている(核家族化も進んでいるので両親の代わりに子どもを見てくれる人がいない)
・県外から単身赴任が理由で越してきた家族なので、中々地域になじめない
・待機児童の問題

そういった社会問題からアプローチしていって、
「子どもだけではなく、親も地域の人も含めた支援をしよう」
と行動を起こすプロセスが素晴らしいことだと感じました。

支援するとか、されるとか問題ではなく、
「みんな誰だって問題を抱えている。みんな居場所を求めている。
必要ない人なんて一人もいない」

その視点が今回大きな学びになりました。
どうしても中間支援NPOにいると
「支援している」
されるがわも
「支援されている」

といった風に、
一方通行な関係性になりがちです。

しかしながら、那覇市NPO活動支援センターは
「NPO活動をしている人の支援を目指しているのではなく、
世の中の社会課題を一つでも多く解決するために、他分野のNPO活動を支援している」

共通認識を改めて見つめ直す必要があると
今日学ぶ機会がありました。

私牧志は、今月末を持って那覇市NPO活動支援センターのインターンを卒業します。
このタイフーンfmの「NPOヒトワク」コーディネートを通して、
様々な分野で活躍するみなさんの「現場の声」を聞くことができてよかったです。
「市民に向けて自分が学んだことを情報発信したい」
と思いなはセンでのインターンを始めましたが、
人に発信しようとするからこそ、一生懸命情報を受信しようとなるのだと気づきました。

HPやブログが充実していますが、中々リアル感が伝わってこない現代にこそ、
ラジオを通した「生の声」がNPO活動の透明性を高め、
さらなる活動の広がりのきっかけになっていくと思います。

そして、8月のNPOヒトワクに出演頂いた、
ふるさとプロジェクト、
真和志ボランティア部、
EARTH☆FROGS、
ファミリー・サポート・愛さん会
のみなさまお忙しい中本当にありがとうございました。

(なはセン:牧志おすまし



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Posted by 那覇市NPO活動支援センター at 17:51│Comments(1)fm那覇【NPOヒトワク】
この記事へのコメント
 牧志 さま

 愛さん会へ応援メッセージ心から感謝いたします。
新聞などで牧志さんの記事も読み、これからの牧志さんのご活躍に期待をした次第です。
しかしながら、活動支援センターを卒業されるとのこと残念ですが、また何らかの形で繋がりがもてることを期待しています。
お疲れさまでした。
 
Posted by 平良博子 at 2011年02月13日 13:20
 
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